今更聞きづらいけど「聞きたい白髪染めのこと」

『今更聞きづらいけど聞きたい白髪染めのこと』

早い人は10代から悩む白い髪。なんで染まりづらいの?

白髪を染めようとした、染めた人ならわかるはず。黒い髪にくらべて、染まりむらができたり、明るく染めようとすると全然色が入らなかったりします。

「それってなんで?」

どこの美容室に行っても明るいカラー剤は白い毛を染めることができなからという説明しかないのではないでしょうか?

そして深く聞けず、そうかぁ・・・で終わることが大半です。

でも今日はそこを少し深掘りしたいと思います。染まらない、染まりづらい理由・・・

               ⬇

 

理由1 白髪にはヘアカラーを色素を定着してくれる成分が少ない。

理由2 撥水性が黒髪にくらべて強い。

理由3 カラー剤は一般的に暗い色には染料が濃厚に入っている。明るい色には染料が少ない。

 

理由1、髪の毛には「メラニン色素」という物質があることで、色がついて見えます。黒髪には多く含まれこの成分のバランスで髪の毛の色が決まります。白い毛にはほとんどありません。そしてこのメラニンにはヘアカラーをした時に髪に浸透した色素を捕まえていてくれる効果もあります。明るい髪の毛になるほどメラニンが少なく、染めた時色を保持することが難しくなります。(金髪の色が抜けやすい理由の一つ。)

理由2はテクニックでもカバーできるのですが、黒髪に比べ白髪は薬をはじきやすいです。これは髪の毛の中の成分が黒髪に比べて撥水効果の高い物質でつくられているからです。

理由3をですが、白い紙に水性の絵の具で色を塗る場面を思い描いてみて下さい。黒で塗るとしましょう。仮に全く水で薄めず紙に塗れば紙は当然ながら黒くなり、すけて見えないはずです。しかし水をたして薄めて白い紙に塗ると黒は薄まり、元の紙が白地だったことがわかるようになります。しかしそれは明るい色にみえるとも言えるはずです。完全な黒で無くなった分明るく見えます(灰色?)発色をよくしようとすると暗く見える(完全な黒)と言えます。

要するに全く薄めない黒=白髪染め。白い毛が透けて見えず完全に染まる。

水で薄めた黒=明るいヘアカラー。一定以上薄めると白地が見える。白い毛であることがわかる。染まリづらい、ムラになりやすいといえます。

これらが白髪が明るく染づらい、染まらない理由になります。

 

12jpg

へたくそ図で申し訳ありません。これが私のパソコン力の限界です。

暗いカラーは白髪をよく染めることができます。ある一定のカラー剤の明るさまでは白髪を染めることができますが、一定以上明るいカラー剤になるとほぼ色が入らなくなってきて白い部分がキラキラ光って見えます。そのギリギリの染料の量が、「染まる」「染まらない」の境目といえます。

 

で結局、白い毛を明るくできるの?できないの?って気になりますよね?

カミカガクでは『できます』

条件はありますが不可能ではありません。

また書き記したいと思います。

では!