【ヘアカラー、ってなぜしみるの?①】
A 原因①:ヘアカラーにアルカリ剤が含まれているから。
美容室にはメインに扱われる薬剤のほとんどにアルカリが含まれています。それは髪の毛がタンパク質できているため、変化を起こすには一番使いやすいからです。
しかし、皮膚も当然タンパク質できていますので、アルカリ性の物に触れた時に刺激があるといえます。
その際に頭皮がしみないために大事な要素は3つあります。
①頭皮が保水されている状態。
②頭皮等に傷がない
③体調が特別悪くない。
の3つになります。①は、皮膚全体に言えることですが、頭皮が乾燥しすぎていることで、頭皮を守っているバリア機能が低下してかゆみになることがあります。かゆいと頭皮を掻いてしまい、皮膚を傷つけカラー剤がしみることがあります。乾燥そのもので角質がはがれて、しみることもあるかと思いますが、より刺激を受けるのが、掻いてしまい頭皮を傷つけることです。
②は①同様、傷口が大きい程刺激が強くなります。
③特に女性に言えることなのですが、、ホルモン等のバランスで皮膚が外部からの刺激に対して敏感になることがあります。普段気にならないことでも、刺激に変わることがあります。化粧品や食べ物、衣類等様々なかたちで刺激になることもあります。こういう症状を感じた時はできればヘアカラーを行なう時期をずらすことを検討する必要があるかと思います。
それでも染める必要がある場合は信頼している美容師に相談しすることが必須です。普段の生活で皮膚にどんな刺激を感じているがそれでも染めたいと相談したほうがよいですね。あとは塗り方、薬剤等を良く考えて行なう必要があります。
これらのアルカリが主な原因で皮膚に刺激を受ける場合のほとんどが、塗ってすぐ症状が起きることが多いです。タンパク質への作用が早いのと、ヘアカラー剤は混ぜた直後がアルカリの反応が一番強いためです。
にもかかわらず・・・
【ヘアカラーを塗って10分以上置いた際に徐々にしみてくることがある。それはなぜ?】とお客様からあらためて質問を受けました。
次はそのケースについて載せます。
次回も是非ご参考下さい!!
では!!