『なんでここにお店をつくったの？-2回目-』
プロフィール：『カミカガク」代表 佐藤 友紀
ちょっと新しいを楽しむ美容をコンセプトに、丁寧なカウンセリングを重視した小さな美容室を経営。
「美容室で米ぬか？」伝統を取り入れ優しい施術を提案。
約4年間長岡で修行後、関東へ。前職で約8年従事後、伝統ある長岡市千手の長生橋通りに美容室を出店。
髪をクセを活かすための提案を大切に、お任せオーダーをする顧客が多い。いつもとは違った新しいスタイルにしてみませんか？？
ありがたいことに、前回の記事で見てくださる方が、一気に増えました。興味を持ってくださっている方がいてくださるものの、まだまだあそこ何屋さん？なんで名前カタカナなの？なんか変わった名前・・・とか、淡いピンクの目立つのぼりが立っているけど何？などの印象があるようです。
実際に来てくださったお客様にお聞きすると、「美容室」であることが浸透していなかったり、もしかしたら入りづらい？誰か行ったことある人に聞いてから・・・みたいな話が出るそうです。そんな中来てくださったことに感謝です。
ぜひ、周りの人にどうだったかお伝え下さい。
美容以外では、サービスでこだわっているのは、肩のマッサージがうまい、
そして「コーヒーが美味しい」です。
さて、物件の話を前回していましたが、私が考えた店舗条件で、長岡で紹介してもらえたところは初回5件でした。
新規店ができる時に賃貸じゃなくて、持ち物件が多いのもうなづけます。一般的になかなか美容室営業に向いていて空いてるところが少ないのでしょうね・・・もしくはそういうところはもうすでに営業していてうまくいっているので空いていない。ということでしょう。
私はこの時点で関東に住んでいて、何度も物件を見に長岡に帰ってくることが難しい状態です。
それでも、必要な場合はすぐに動けるようにできる限りするため、1日で高速バス往復プランでそれを可能にしました。
23時過ぎ、都内出発。朝5時頃長岡か燕三条着。9時頃から行動開始。不動産だけでなく、他の創業関連の打ち合わせで3件ぐらいハシゴしてまた23時頃、長岡か燕三条から新宿へ。帰る時は電車の都合上、新宿のみです。そして5時頃ついて8時30分ぐらいに出社って感じのスケジュールです。
最初の5件は二回に分けて見学し、しばらく考えていると、少しづつ、物件の情報が出てきました。
たまたまこのタイミングで空いた物件、居抜き、掘り起こし物件（あまり広報されてないが契約可能物件）、行政が関わった都市開発で物件を新しく建てるのでそこの賃貸契約の話など。合計で12件ぐらいの紹介を受けました。そして、まずは自分のやりたいことと、予算の計算で4件までしぼりました。もともと、一箇所に物件が集中していないことと、場所そのものにはこだわりがないことから、「駅前」に一件、「大手大橋」付近に一件、古正寺に一件、そしてこの「千手」の4件となります。
この辺りでもう一度大事な3つの要素の一つ、「ヒトについて」考えました。何人でスタートしようか・・・
まわりの同業者の経営者からは、「大きくやれ、1人とか小さいこというな。人雇って、広告大きくうって！小さく始めると、人を増やしづらいぞ」とか、他業種の方々からは「小さく。女性スタイリストの美容師を1人ぐらい雇って、堅実に始めればいいんじゃない？」など色々有り難いアドバイスをいただきました。
関東の社長さん達はイケイケな感じの方々なので前職での関わりもあり大きくすすめてくださいました。逆に他業種や長岡に住んでいる方は「コツコツ」をすすめてくださいました。
どの意見も間違っていないし、その分野では正論の一つだとおもいました。
自分がやりたいことに対して何人でスタートするかの話はとても大切なコトでした。それ次第で、かける家賃、材料費、内外装費など、プランに関わってくるからです。ヒトからモノがきまり、動かすカネが変わってきます。この辺りを深く考え始め、2件にしぼります。
この先は続く・・・では！