『縮毛矯正で前髪が割れないようにできますか?』

『縮毛矯正で前髪が割れないようにできますか?』

A 緩和する可能性がありますが、割れないようにすることは難しいです。

 

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プロフィール:『カミカガク」代表 佐藤 友紀

ちょっと新しいを楽しむ美容をコンセプトに、丁寧なカウンセリングを重視した小さな美容室を経営。

「美容室で米ぬか?」伝統を取り入れ優しい施術を提案。

約4年間長岡で修行後、関東へ。前職で約8年従事後、伝統ある長岡市千手の長生橋通りに美容室を出店。

髪をクセを活かすための提案を大切に、お任せオーダーをする顧客が多い。いつもとは違った新しいスタイルにしてみませんか??

趣味:ホームページづくり、ランニング、ボルタリング、男料理、ロードバイク

 

前髪がパカっと割れる理由は、生えグセによるものなのでなかなか難しいと言えます。

そもそも生えぐせって何?というところからご説明させていただきます。

髪のクセとなる要因は大きく分けて二種類あります。くせ毛と生えグセです。どちらも毛穴のかたちが関わっているのですが、くせ毛は毛穴のかたちがまっすぐではなくグニャグニャと曲がっていて、そのかたちにそって髪が生えてくるので髪のうねりにつながります。

また他の要因として、髪の毛の栄養状態や、ホルモンバランスが関わるくせ毛もありますが、今回は毛穴の形にクローズアップさせていただきます。

生えぐせとは毛穴の向きによるものです。毛穴は頭皮に対して垂直ではなく様々な方向を向いています。毛穴のかたちが仮にまっすぐでも、毛穴の向いてる方向によっては髪の毛がまとまらない要因につながります。前髪が割れるの他に、襟足を短くすると浮く、つむじがあるなどがあげられます。

「くせ毛」による髪のうねりの性質は変えることができることもありますが、毛穴自体の形状を変えることは現時点ではできません。

そして、縮毛矯正の技術は基本的に毛の流れにそって行います。理由はまっすぐにする作業(アイロンでクセを伸ばす)を髪の流れとは違う向きに行うと本来と違う向きに強制的に曲げてまっすぐにするため、イメージで言うと髪の毛がひらがなの「く」のようになります。そうすると髪が折れると表現しているのですが、状況によっては折れたところから断毛してしまうこともあります。

そのため、あくまでまっすぐにする作業は髪の流れにそって行わなければいけません。

この記事の最初の写真を見ていただければおわかりいただけると思いますが、私の場合は髪の性質自体はうねるくせで、前髪が割れる生えぐせもあります。美容師になる前、後も様々な方法を試して割れないようにすることを考えました。

そして、他の美容師のところに行き施術時に割れないようにしてほしいとお願いしたこともあります。それらを試した結果、生えグセは「活かす」という答えに行き着きました。そして活かすためにパーマをよくかけます。流れには逆らわず、活かすです。

ご参考までに。

では!!