『白髪って明るく染めことはできるんですか?』
A 7トーン以上に見えるようにすることができます。
プロフィール:『カミカガク」代表 佐藤 友紀
ちょっと新しいを楽しむ美容をコンセプトに、丁寧なカウンセリングを重視した小さな美容室を経営。
「美容室で米ぬか?」伝統を取り入れ優しい施術を提案。
約4年間長岡で修行後、関東へ。前職で約8年従事後、伝統ある長岡市千手の長生橋通りに美容室を出店。
髪のクセ(特性)を活かすための提案を大切に、ヘアースタイルは「お任せオーダー」をする顧客が多い。
いつもとは違った新しいスタイルにしてみませんか??
趣味:ホームページづくり、ランニング、ボルタリング、男料理、ロードバイク
メーカによって明るさの基準は多少前後しますが、日本人の黒髪の明るさの平均値は今のところ5トーンと言われています。そして白髪が染まると言われている明るさが、7トーン前後です。
理由は明るい色だと含まれているヘアカラーの色素が薄く、髪に着色したように見えません。水彩絵具に水を加えて白いキャンパスに塗り、透明感があるという状態と一緒です。逆に全く水を加えず、塗った場合、白い紙が透けて見えることは少ないはずです。
濃い色は色素がたくさん入っていて染まりますが、髪の色を擬似的につくって表現している、茶色や黒は濃く入っていると暗く見えます。なので理想としては明るめの茶色なのに白い髪の中に定着してくれればいいわけです。しかしそれがなかなか難しい・・・
なぜ染まりづらいか詳しくはこちら➡『今更聞きづらいけど知りたい白髪染めのこと』をご参考に。
それで、私が提案する明るく見せる方法は、3種類あります。
①根本はしっかり染めて、毛先にいくにつれて馴染むようにグラデーション染める。当店のカラーメニュー名で言うと【明るめグレイカラー】
②ハイライトをデザインカラーとして入れる(いわゆるメッシュ)当店のカラーメニュー名で言うと【輝きグレイカラー】
③茶色以外の色で染める。マット系、ピンクブラウン系、イエロー系など
③は茶色以外で染めるので光に当たっとき少し明るく見えます。しかし少し好みの色でない、また普段は暗く見えるなどデメリットも。②はハイライトがデザイン的に好きならばオススメです。
でも好きでないなら・・・①は一番のオススメです。以前の【黒染めと濃いブラウンの違いは何?】にも載せましたが黒染めの色素はとても良く髪の中に残っているものです。それをキレイにしていくためには一度だけでは難しいです。二回、三回と重ねて担当させていただくと、だんだんに希望の明るさや色味にすることができます。それはこれまで研究したヘアカラーの研究の成果の一つです。ご興味があるかたはぜひご相談下さい。
そうでなくとも、一人に美容師に重ねて担当してもらうのはオススメです。以前他の記事でも書きましたが、色は重ねて染めていくことでメリットがたくさんありますので。
ご参考までに。
では!!