『白髪が馴染むヘアカラーにできますか?』
🅰できます。
馴染むヘアカラーはどんな色か?を考える前に馴染まない色はどんな色か考えてみます。
白の反対の色は何色でしょうか。
よく、紅白と比較するので、「赤」でしょうか?
赤はトランプで言えば反対は黒と表現され、信号でいえば青で表現されます。いずれにしても白とは言いません。今回はヘアカラーにおいて「馴染む」ことに焦点をおいているので、歴史や社会的背景は抜きにしてまず、明度に着目します。
明度:引用 wikipedia
明度
明度は色の明るさを意味する。明度の高低は、物体の反射率との相関性が高い。光の明暗に関して、明るさ (brightness, luminousity) があるが同様の知覚内容を指していると言える。
明度の連続的な変化 |
と、ウィキペディアに載っています。白の反対にあるのは黒になります。白を色でなく明るさの度合いで表現するならば黒が一番馴染まない色で、明るい色ほどなじみやすい色です。
髪の毛は
暗い色ほど黒に見えますが、明るくなるにつれて、こげ茶、茶色、オレンジブラウン系、イエローブラウン系と視覚的に変化していきます。
イエローブラウンに近くなるほど、白い色は馴染みやすくなります。
ウィキペディアから引用した図を見ると白の手前は灰色です。
なので、髪の毛をイエローブラウンに近づける&灰色のように見える色を何かしら配合していくと馴染むと言えます。
元の髪質、色彩学、毛髪理論、の観点と流行なども取り入れ、似合う、デザイン的に好ましい、生活が明るくなる等のテーマも考えヘアカラーの配合を考えます。
まばらに生えてくる大人世代からシルバー世代と、それぞれの領域でもっとヘアデザインを楽しめるように技術、知識を深めていきたいものです。
参考にしてみて下さい。
では!!