『今一度カラー剤を研究してみる』

『今一度、新しいカラー剤を研究してみる』

 

美容室ごとに薬剤に対しての考え方は違います。もっと細く言うと美容師ごとに違います。

薬剤自体にこだわったほうがいいと言う考え方もあれば、極論何でもよいという考え方もあります。

それは薬剤にたいして求めることがそれぞれ違うからです。

 

来店してくださるお客様の希望&私のカラー剤がこうであって欲しいというのをあげると、

痛まない、

色持ちが良い

発色が綺麗

色味が多い

安い

刺激がない

かゆくならない

においがよい

色のチェンジがしやすい

オリジナリティーがある

クリエイティブ

環境にやさしい

塗りやすい

etc・・・ざっくりあげるとこんな感じが求められているというのは30秒ほどで思いつきます。しかし、どの人にも、どの要素も完璧に満たされているものがあれば良いのですが、私の知っている限りそういったものはありません。

ですから、様々な薬剤と、美容師の技術と、アイディアが必要かなと思います。

上記にあげた要素が理想のヘアカラーをしようと思った時に、人から聞いては答えは出ません。

 

ネットを開いたり、メーカーの方の話し、業界紙、他の美容師の話しは参考になるかもしれませんが、欲している答えになることはたぶんこだわって考えていればいるほど見つからないと思います。

自らみつけだす必要があるかと思います。

近年では◯◯◯カラー剤を使えば簡単に、この色になれる!綺麗!痛まない!という記事をみたり聞いたりすることがあります。美容業界人の多くがこう発言しています。

本当でしょうか?

それが本当か試してみることが大切ですよね。

私は試してみることが好きです。

よかったら、良いものはどんどん取り入れます。

ただ、決まったカラー剤を使えば簡単に理想の状態になる!というのは厳しいと思います。薬剤の種類と、美容師の技術と、アイディア全部必要だと考えているからです。

どれか?ではありません。

基本的に大切なことをよりつきつめて考えていきたいと思うので、新薬剤を試してみます。

このタイミングで特にヘアカラーに対して求められている要素は、ダメージ減、色持ちアップ、色味綺麗(透明感のある色味)かなと思います。

紫外線や、ハイトーンカラー、季節感によるものでこういうニーズになるかと思います。

今から秋に向けての準備を基本を大事にやっていきます。

ここの基本とは薬剤一本、一本の理解度を高めること。そのためには、余計な色素が可能限りない状態の毛に単品のカラー剤を塗ってデータ取りをするのが一番です。

(ブリーチして、髪の黒色を抜いて傷んだ状態の髪に試したいカラー剤をぬってみること)

どんなカラーが提案できるか楽しみです。