『ハイトーンカラーを研究する』

『ハイトーンカラーを研究する』

 

ヘアカラーには二つの側面があります。一つは、可能な限り傷ませない。

自然に健やかで美しい色合いを求めていくスタイル。

自身の髪の性質を活かす、もしくはカバーするかたちでより映える色合いを選択。過剰な表現は抑え、自分自身はもちろん、多くの人から綺麗と感じてもらえるヘアカラー。

 

 

もう一つは、ダメージや髪の質の変化があることを受けとめて、デザインに特化した色を求めていくこと。機能性や、素材としての美を求めるよりも、個の特性をより研ぎ澄ますことを美学とする。

そのため多くの人からの共感を得るというよりは他人との異質感が強調され中間領域の色合いや明るさが排除される傾向がある。

 

 

ようやくすると、前者は通常のファッションカラーとグレイカラー。薬剤もできるだけダメージ、刺激を抑え、日頃の生活がしやすくなることを目的とすることが多い。

後者はローライトやハイライト。ブリーチをすることもある。いわゆる普通からの脱却が目的。特にブリーチの技術に関して言うと、極論、髪をダメージさせず17レベルから20レベルと明るくにすることはかなり厳しいことであると言わざるえない。

(といいますか、聞いたことがないです)

 

ある種その状態になることを受けとめることで、デザインの特性を研ぎ澄ますことができます。

覚悟を決めるので私の好きなデザインして!!ということ

なので、ブリーチ自体はそれなりに覚悟を決めれば限定解除ができるアイテムです。

 

 

カミカガクはこれまで、髪の素材美に関してこだわったメニュー展開をしてきています。そしてこれからもその主軸が変わることがありませんが、ヘアスタイルは時に別な楽しみ方があります。デザインが最重要な時にも楽しんでいただけることを知っていただきたいなと思います。

レギュラーのヘアカラーとは別の考え方のヘアカラーを研究しています。

一度ブリーチした髪に合うヘアカラー。

二度ブリーチした髪に合うヘアカラー。

三度ブリーチした髪にできるヘアカラー。

近頃はイルミナ、スロー、アディクシーなど名前が一般の方にも広がっているヘアカラーがあります。これらも上手に使うことで素晴らしい色合いになるのでしょう。

しかし、これらをブリーチ後にしても色持ちがなかなか難しい。

他に色持ちがよく、手触りがよいものがあったらいいなぁと思って新たなカラー剤の発掘をしています。

 

ちょっとこんなことをしてみたり・・・(3度ブリーチ後、カラーを塗布)

よいところが実現したらいいですよね。

このカラー剤はリスクとして色味をチェンジしづらいらしいです。逆を言えば色をもたせたい方には向いているということです。

完璧なヘアカラーというのはないので、その時によって使い分けれることが大切だと思います。

ちょっと楽しみにしていて下さい。

とりあえずホワイトブリーチ系カラー

 

これに関しては、ヘアカラーのバリエーションとして白髪をよりデザインにこだわったキレイな色にできる可能性があるので、ブリーチ毛以外にも有効活用できそうです。

白髪の新しい見せ方を考えている方お楽しみに。