『縮毛矯正をしたらジリジリになりました。伸ばしたい場合どうしたら良いですか?』
🅰信頼できる美容師と来店する間隔をふまえて相談しましょう。
今月になって約10日間ですが、ご来店、相談されることが多い質問です。
予約が取れなかったので他の店舗に行って施術したところなってしまった。
新しくできたお店に行って施術してなってしまった。
いつも通ってところだけどなってしまった。
というご相談です。
一番多いのは予約がとれなかった・・・という理由です。施術したい時にすぐしたい!
というのはもっともで、共感できます。しかし、縮毛矯正においては使用薬剤の履歴、ダメージレベルや髪質の診断がとても大切です。
もし、自身の髪質の状態をよくわかってくれた美容師が見つかった場合はできるだけ相談を行うことが大切です。
さて、私でしたら来店する計画にもよるのですが、本当にジリジリなってしまった場合(ひっぱるとざらつきがひどく、場合によっては髪が切れる)は
擬似的でもまず、「髪質をしっかりさせる系」の栄養を入れさせていただく。
現在は様々な成分のトリートメントがでています。その中でも髪がふわっとだったり、厚みがでるものです。
美容室によって考え方がわかれるところなので成分表記はしません。
ただ、確実に言えるのは、「現時点では一度傷んだ髪は治ることはない」ということです。
それでもなぜ行うのか?という点です。
今後伸ばしていくために大切なことは、お客様自身ができるだけ不快を感じないように、サポートすること。
そして、髪に対する摩擦をいかに減らしてあげるかです。摩擦を減らすことでより痛むことをできるだけ防ぎます。
この二点においてどんな施術するにせよ、なにかしら一度トリートメント技術で軽減した方が今後の施術を導入しやすくなります。
ただ注意点として個人的には重くしっとりツルツルするような力がとても強いタイプのものは避けておきます。
そしてトリートメント施術を行い摩擦軽減後はノンアルカリタイプの薬剤で髪のキューティクルの表面のみに作用させ、摩擦を軽減するような施術を行います。
この施術が良い方向に作用すると、髪の表面のジリジリが緩和し、艶が出る、手触りが向上する、少しクセも伸びるということがおきます。
逆に作用すると、よりダメージが進行することがあります。
この方法も髪を治すわけではないので良く相談をさせていただいた上で行います。
しかし、できるだけ不快感を軽減し、切りながら伸ばす。ということに繋げることができると思います。
また普段通っているところでなってしまったという場合は、施術履歴に原因がある場合が多いです。薬剤選定かもしくは過去にストレートではなく、カール系のパーマもしくは明度の高いカラーを施術したなど。
基本的な髪質の向上させるということは日々気持ちよく過ごすためにとても重要です。
ぜひ相談しましょう。