『自分で前髪を切って、短くなり過ぎないためにどうしたらよいですか?』
A 毛止めを用意してください。
別名、ダッカール、ダックカール、クリップを用意してください。
こんなアイテムです。
パカっと開いて髪を止めるものです。
ただ毛を分けて、止めたいだけなので、種類や形状が違ってもOKです。
と言うのも前髪を分けとることがとても大切だからです。
お客様にどうやって前髪を切っているかお聞きすると一番多いケースがこれ
薄目で申し訳ありません。自分で撮ろうするとこうなります。要するに分け取らずそのまま切ろうと思うはずです。髪はたくさんの髪の毛が重なり合っていますそれをわけず切るとハサミを図のように縦に入れても、横に揃ってしまい自然なバラバラ感のある雰囲気にならなくなってしまいます。一見横に揃っているように切りたい場合でも細かく毛先が揃っていないように切った方が見栄えが自然です。
仮にまっすぐ切る場合でも家庭用のハサミの場合、髪の厚みでカットラインが曲がって切れてしまうことがあるので要注意です。
それではこんなふうに分けとって下さい。
どうしても面倒であれば二つに分けとる程度でよいですが、可能ならば3回、4回ぐらい横に分け取り、ミルフィーユのように重ねて切っていくと自然です。名付けて「前髪ミルフィーユカット作戦」(そのまますぎ・・・)この時最初に切ったところを目安にして次の層を切ると失敗しづらいし、仮に切りすぎても細かく分けておくと上から毛を重ねた時に馴染んでくれる場合もあります(あくまで場合も・・・ぐらいで)
あと髪の毛が顔につくのが嫌だから、また狙ったところ以外に毛が落ちるのが嫌という理由で下を向きながら切る方もいらっしゃいますが、下をむくことで、髪の毛の層がずれ短くなりすぎたり、曲がる可能性があるので避けたほうが良いです。(これは美容師に切ってもらう時にも言えること)
髪が切れば落ちる・・・これを避けては綺麗に仕上がりづらいので、ある種開き直ってあとで落ちた毛は綺麗に掃除するぐらいの気持ちでやりましょう。
また手で持つのもおすすめしません。持つことで髪を押し付けて切ることになり、前髪の生え方やクセを無視して切ることになり、手を離した瞬間、「こんなはずでは!!」ということになりかねません。
そして最後に全てをおろして微調整しましょう。ちょっと長いかな?ぐらいでやめておき、このあと一回しっかり髪を濡らして乾かして仕上がりをチェックすることをおすすめします。
髪は切ると重さが変わり、生えグセに影響されやすい前髪は浮いて思ったより短くなることが多いです。美容室で切ったあと、長いかな?と思ってもっと切って欲しいとお願いして切った場合、次の日ちょっと短いかな?と感じる原因の一つでもあります。すぐ伸びるので短めが好きという方はOK!!
要約、
①乾いた状態の前髪を3つまたは4つほどに合わける
②一つの層ずつハサミを縦に入れ調整。ちょっと長めぐらい。
③全部おろして調整。
④一回濡らして乾かして様子をチェック。
以上を繰り返す。見苦しい写真達で申し訳ありません。
よかったら参考にしてみて下さい。
ちなみにダッカール、ダックカールという語源はアヒルの口に似ているかららしいです。
では!