『縮毛矯正へのこだわりー2』

『縮毛矯正へのこだわりー2』

先日記事にした『縮毛矯正の歴史』から考え、よりより施術を提供できるように行っていることが、

当店では縮毛矯正の薬剤を常時『8種類』用意しています。そしてクセの伸ばす技術を3種類提案しています。

なぜ薬剤が8種類あるかというと、

1,ダメージの大~小が個人差があるため。(ダメージが強くなったら縮毛矯正として成り立たない)

2,クセの強さに大~小があるため(クセを抑えるだけが縮毛矯正ではない)

3,薬剤の浸透の仕方に個人差があるため。(薬剤の浸透度合いが仕上がりのに対して左右する)

4,ヘアスタイルのスケジュールによって薬剤を変えたほうがスタイルチェンジしやすいため。(その時だけでなく、今後のヘアスタイルも考慮して提案)

5、ボリュームをコントロールしたいため。

 

縮毛矯正を施術するにあたって、より良くしたいことが、

□艶

□真っ直ぐ感

□ボリューム

の3つです。これらをお客様の好みに近づけたいため、コストをギリギリまで考えつつ、薬剤を8種類、伸ばす方法3種類用意しています。(少ないほうがコストは低)

そして、さらに施術を助けてくれる、「ナノ粒子のミスト」。

施術取り入れている美容室はまだまだ少ないですが、優しい薬剤の浸透率を向上させるのにとても役に立つアイテムです。カワイイ見た目なのでお店に来た際はみて下さい。

そして、キレイな美容技術の支えになっているのが、「前処理」と呼ばれる薬剤を髪につける前につける栄養のことです。これも数多くこだわりを持って取り入れています。

詳しくはまた今度記事にします。

 

最初、美容師の技術はくせ毛をまっすぐにしたいという気持ちから始まりました。

「美容=髪結い」で始まっているので、ストレートというより、カールです。カールがパーマの出発点なので、簡単にくせ毛を真っ直ぐにするということはできませんでした。

少しでも、まっすぐになることに喜びを感じ、施術する美容師、オーダーする顧客が数多くいました。

そこから、もっとまっすぐにしたい!!湿気にも強く、うねりがとれるようにしたいという願いがありました。そこで生まれた縮毛矯正。

クセがどうしても残る従来のストレート施術と比べて、格段に真っ直ぐにできる技術です。

当初は施術している店舗が限られていた事、薬剤の使用が難しいことから、値段も現在の2倍から5倍位の価格でしたが、くせ毛で悩む毎日を過ごす人からすれば夢の様な施術でした。

 

現在では多くの美容室が施術を行い、技術の効率化も進められた結果、当初よりは抑えた価格で提供できる店舗が増えました。

 

その後、縮毛矯正に対して求められていることは料金を少しでも安くという側面と、より自然に、ダメージレスに。の2極化。

アイロン仕上げを行う方、ブリーチ施術をしている方にも対応できる知識と技術が求められています。

 

そこで私が、くせ毛で長く悩んできた経験からすると、よりつき詰めていくところは、クセの仕上がり度合いをコントロールできるようになること。ただひたすらにまっすぐにすれば皆が満足できる時代ではありません。ボリュームも然り。抑えればいいわけではありません。

くせ毛の気になる度合いは個人差があります。スタイリング方法によっても異なるので、「ヒアリング」、「カウンセリング力」が非常に重要だと考えています。

ここがお客様にとって美容室を選ぶにあたり大きな「違い」になると考え、日々向上を目指しています。

 

縮毛矯正について続けて記載していますが、ここで大事な問いかけをします。

縮毛矯正をするにあたり選んだ美容室は(美容師は)ちゃんとリスクも話してくれますか?ホームカラーを含めたご自宅でのお手入れ方法に対して、今後のヘアスタイルの展開や、髪に対してのリスク、対処方法を教えてくれてますか?特に気なるのが縮毛矯正とパーマの組み合わせに対して説明。

これをしてくれる美容室は僕も良いお店だと思います。

続く。