『パーマをやめたら髪の痛みは治りますか?』
🅰髪の毛は治るという表現は現在できません。
私たちの髪の毛と爪の成分はとても良く似ています。「ケラチン」というタンパク質からできていて、9割以上を占めています。
そのよく似ている爪を思い出してみて下さい。削れたり、ひび割れたり、割れたりした後、元のように戻ることはありますでしょうか?
悲しい事実ですが、現在、髪の痛みを治すことができるものは無いとされています。
したがって、パーマで傷んだ髪をしばらくパーマをかけないことで「治る」という表現は現在難しいです。
髪の毛が毛穴から生えてきているものは、毛穴の内部で角化した細胞が表面に出てきたものと言えます。
角化した細胞というのは、活動が停止している細胞のことです。
つまり、毛穴から出てきた髪は角化細胞が集まった状態で伸びてくことで長い髪になります。活動停止した細胞は回復することはありません。
逆に言うと毛穴の元となるところとにある細胞は生きた細胞と言えます。
では、なぜシャンプーやトリートメント等ヘアケアに気を使うのか。
今以上に、摩擦を増やさない、今ある状態と上手に付き合い、今後の髪を良くする準備時間を作るという解釈をしています。
極論切るしかない。だけでは、ヘアスタイルを十分に楽しむことは難しいです。上手に楽しむには、ヘアスタイルを自分なりに楽しみながら、ダメージを減らす努力を美容師と一緒に考えるとが、美しい髪をつくり、ヘアスタイルを楽しむことなのでは無いでしょうか?髪はパーマやカラーをしなくても、間違ったヘアケアを続けることで痛みます。パーマやカラーしていても、よい付き合い方をすることでキレイに楽しむ事ができます。
大切なことは信頼できる美容師と良く話し合い、自身に合ったケア方法を決めることでしょう。
参考にしてみて下さい。
では!!